寺院情報
- 宝善院(宇治市)萬福寺塔頭
宝善院は黄檗宗大本山萬福寺の塔頭寺院。
江戸時代初期元禄3年(1690)に独振性英禅師によって創建されました。
境内には、干支の守本尊である八体の佛様が安置されており、参られた方の一生一代の安寧を護持いただけると伝わっています。本堂には、中央に釈迦牟尼仏。 脇に独振性英禅師と蒲庵浄英禅師が祀られており、
また伊藤若沖との親交も深く、若沖筆の肖像画も残されています。黄檗宗の本山は黄檗山萬福寺。
臨済宗、曹洞宗とともに日本の三禅宗の一派で、坐禅を基本とし行を修する禅宗。
■廣化庭(お庭)
陰陽の二席の庭を配しております。
“陰”には鞍馬石のつくばいと、周りに黒石をしきつめ、又”陽”には黒松を中心に、緑陰の苔と白砂をしきつめております。
■干支の土鈴紹介
京の絵付け職人さんが、宝善院にお越しになった時に書かれたもので、今も一点一点手書きされています。 また、二月の干支守本尊の法要等で祈祷されたものです。
宇治に来られた際、お子さんやお孫さんの為に求められる方が多いです。1個 700円
■八佛の一体「普賢菩薩」干支の守本尊八佛とは、ご自身の生まれ年の干支によって、守護してくださる佛様が定まっております。
お参りされた各位の一生一代の安寧が護持されると伝わっております。
■普茶料理とは
江戸時代初期に唐僧の隠元(いんげん)禅師が、この山城の地に伝えた350年の伝統を誇る精進料理です。
本宗開祖の隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師が中国から伝えた精進料理
江戸時代初期(1654年)に中国(現在の福建省)より隠元禅師が日本へ渡来されました。1661年には、ここ山城国宇治の地に黄檗山萬福寺を開山され、日本三大禅宗の一つである本宗黄檗宗の開祖となられました。
禅師は、中国の禅と共に明朝様式の様々な文化を日本に伝えました。インゲン豆、人参、西瓜、孟宗竹、蓮根の食用文化、木魚等は禅師が伝えたものです。それと一緒に伝わったのが、中国風の精進料理である「普茶料理」です。
宝善院(宇治市)萬福寺塔頭
- 住所
- 京都府宇治市五ヶ庄三番割34-3
■MAP >>
- アクセス
- ■電車でお越しの場合
JR京都駅より
奈良線乗り換え
→JR黄檗(おうばく)駅下車
徒歩5分
京阪本線より
中書島駅で宇治線乗り換え
→黄檗(おうばく)駅下車
徒歩3分
■お車でお越しの場合
滋賀方面より
京滋バイパス"宇治東IC"
~約8分
大阪方面より
京滋バイパス"宇治西IC"
~約10分