日本最古にして最大級の伽藍
臨済宗　東福寺派大本山 東福寺

紅葉の景色で有名なお寺ですが、室町最古の三門（国宝）や、浴室、東司、禅堂（重文）など貴重な中世禅宗建築が残されています。

◆創建
摂政九條道家が，奈良における最大の寺院である東大寺に比べ，また奈良で最も盛大を極めた興福寺になぞらえようとの念願で，「東」と「福」の字を取り，京都最大の大伽藍を造営したのが慧日（えにち）山東福寺です。嘉禎2年 （1236年）より建長7年（1255年）まで実に19年を費やして完成しました。

◆通天橋
京都を代表する紅葉の名所です。 もみじの渓谷には偃月橋、通天橋、臥雲橋があり、 特に本堂と開山堂を結ぶ橋廊「通天橋」から眺める渓谷の紅葉と新緑は絶景。 黄金色に染まる三ツ葉楓は聖一国師が宋から伝えられた唐楓といわれています。

◆八相の庭
国指定 名勝 東福寺本坊庭園（八相の庭）は、昭和の名作庭家 重森三玲の作品。　方丈の東西南北に四つの庭園があります。 禅宗の方丈には古くから名園が残されているが、四周に庭園を巡らせたものは、この東福寺の方丈のみです。